9月1日に当校にてバロックコンサートが開催されました。今回のテーマは「イタリアからの愛の手紙 〜17世紀初期のイタリアのモノディの歌曲とテオルボ(大型リュート)とともに〜」。テオルボを演奏してくださったのは、佐藤亜紀子さん。ソプラノを歌って下さったのは森川郁子さん。お二人のおかげで素晴らしい演奏会となりました。
今回は佐藤さんが子供向けのコンサートのためにお話を創作してくれました。いつまでも国に戻って来ない王子様を待つお姫様のお話で、佐藤さんと森川さんが朗読で訳を演じ、その合間に、イメージを膨らませてくれる演奏が入るという構成でした。舞踏会のシーンやごちそうが並ぶシーンなどが、演奏のおかげで鮮やかに目に浮かびます。
大人向けのコンサートの方では大型リュートのテオルボが登場し、テオルボとソプラノによるコンサートになりました。森川さんの歌声は驚く程美しく、会場全体に響き渡っていました。
テオルボを弾く佐藤さん。この音色を聴いていると17世紀を訪れているような気になれます。今回もお陰様でコンサートは大盛況で、演奏の後は皆さんで一緒にお食事を共にすることができました。ミカエルの美味しい料理とワインを囲み、どのテーブルでも話に花が咲いていました。
次回バロックコンサートは10月27日、日曜日です。テーマは「ヴェルサイユの響き 〜フランス・バロックのアンサンブルの愉しみ〜」で、山手の洋館などでよく演奏されている、古楽アンサンブルのカメラータ・ムジカーレさんをお迎えします。子供コンサートは17時15分〜、大人コンサートは18時からです。ぜひお越し下さい。