バロック音楽について
About Baroque Music
かつて王侯貴族が愉しんだ、バロック音楽。サロンや教会にて、ソロや小編成のアンサンブルで演奏されていました。目の前の、小さな数の聴衆に語りかける音楽。が、まさにこの時代に、音楽の基礎の多くが発明され、その後様々なジャンルへと発展を遂げたのです。音階、記譜法、和音などが整えられたもこの時代。教会音楽、オルガン音楽、聖歌、オペラ、大編成のオーケストラによるクラシック音楽。。。 源はバロックに有り!
シャンソン、ジャズ、ロック、ポップスなど、現代の音楽でさえ、アフリカ経由のリズムに影響されつつも、バロック時代に作られたメロディラインの名残を感じさせることがあります!バロックを聴き、演奏することは、音楽の起源を辿る冒険の始まり。今年もまた、そうそうたる音楽家が集い、当クラブにおける毎月のコンサートをご提供いたします。古楽器を使用した演奏。小さなサロンで、目の前で聴く演奏。300年を遡るタイプトリップをお約束します。
プログラム
Program
1. 組曲 ニ短調 (1686年パリ)
Suite in Re mineur (Paris 1686)
ロベール・ヴィゼ
Robert Visée (1650-1725)
プレリュード〜アルマンド〜クーラント〜サラバンド〜ジーグ
〜ガボット〜ブーレ〜メヌエット〜パッサカリア〜メヌエット
Prelude ~Allemande ~ Courante ~ Sarabande ~ Gigue ~
Gavotte ~Bouree ~Menuet ~ Passaquaille ~ Menuet
2. スペインバロックギター小品集
De Musica Sobra la Guitarra Espanola
ガスパル・サンス
Gaspar Sanz (1640-1710)
プレリュード Prelude パバーナ Pavanas パッサカリア Pssacalle
エスパニョレタス Espanoletas カナリオス Canarios
櫻田亨
Toru Sakurada
日本ギター専門学校でギターを学んだ後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院でリュートを佐藤豊彦に師事した。リュート、テオルボ、 ビウエラ、バロックギター、19世紀ギターといった撥弦楽器を幅広く演奏し、時代やその音楽にふさわしい楽器を的確に使い分けている。また、すべての楽器にガット弦を用いて歴史的な表現力を引き出す演奏スタイルは、世界でもまだ数少なく、非常に興味深いものである。ソリストとしてのみな
らず、通奏低音奏者として、共演者の意図を十分に汲み取って盛り立てる柔軟な音楽性は、多くの演奏家から信頼を集めてる。《ルストホッファース》《ムジカ エランテ》のメンバー。リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン事務局長。
06年ワオンレコードよりリュートソロCD「やすらぎのガット・7つの響き<Varietie of Lute Collections>」をリリース。
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