8月8日(水曜日)
エメラルドに着くと、子供たちはすでに乗馬ヘルメットをかぶって、小さな円形の馬場にいる。インストラクターの声に合わせて馬がぐるぐる回っている。
馬にはすでに鞍が着いていた。白いポニーにしてはずいぶん大きな馬。
先ずは馬に乗る練習。馬にまたがり、横座りになり、後ろ向きに座り、また横座りになり、もとのポジションに戻る。馬の上で、右腕を前にのばし、左足を後ろにのばすポーズを取る。馬の上で、馬のおしりの方向に向かって、仰向けに寝る。最後に馬の上に立ち、両手を水平にする。再び馬の背中に座り、鞍の手前の取手を持って、馬がゆっくり走る。体を斜め後方にのけぞるよう指導される。
どの子もなんら怖じけることなく次々とこなす。
幼稚園生はその間馬の世話。ブラッシングする。馬車をポニーにつける。幼稚園生二人は小さな馬車にのって、敷地内を一時間ほど散歩する。
子供たちは3班に分けられている。母屋のドアにグループ分けの表が張ってある。
日本人の子供たちも別々のグループに入れられている。
配膳、片付けはグループごとの当番制。スポンジでテーブルを洗って拭き、皿とフォークとナイフを並べる。
昼食。赤キャベツのサラダ。ビートのサラダ。おいしい。じゃがいものピュレと焼きソーセージ。おいしい。デザートは桃一人1個。これもおいしい。
食後子供達は休憩。活動再開は3時。
3時に始まったのは、オリエンテーリング。次々と出される課題。グループで一つ一つクリアしなければ先へゆけない。
宿舎で何か探していたかと思えば、全員が竹やぶへ駆けてゆく。かと思えば、一場面ポニーをつかった場面を全員で演技しなければならず、それにオーケーでると、再び次の課題クリアーのために駆け足で立ち去る。
終了時、食事をした栗の木の下の食卓は巨大なペットボトルとコップがおかれ、みんな水分補給をする。パンを食べて、おやつにしている子もいる。
それが終わると今度は絵。ビートの汁を絵の具になにやら書いていた。
絵を書き終わったのが6時。活動終了の時刻。今晩はセーターを寝てねるように言ってから、「またあした」と言って別れる。
ロンジチュードについて7時半から夕食。トマトとチーズとオリーブととうもろこしのサラダ。ラザニア。チョコレートケーキ。どれも手作り。郷土色などなく、ただひたすらシンプルだが、ちゃんとおいしい。
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