旅行を終えて
まず、この旅にて出会った人々は、暖かく、寛大で素晴らしい方ばかりでした。
エメラルド創始者のジュヌヴィエーヴ?ラフックス、娘のフレデリック、その娘のリーズ、その父のフィリップ、タクシードライバーのクロード?アブラアム、民宿ロンジチュード?オーナーのグザヴィエ?オレル、子供達と寝食をともにして片時も離れない先生のマリーとアルノー。子供達に乗馬を教えるマリン。マリンの友達で、馬の体のボキャブラリーなどペーパーでの知識を教えるフレディ。
子供達の乗馬の上達には驚きました。滞在中、基本的にずっと同じ馬に乗り、同じ馬の世話をし、馬と慣れること、子供の人数に対して馬の数が十分あり、練習の機会が豊富であること、午前中毎日4時間乗馬をするため、習得のための時間が沢山取られていること、どのポニーもエメラルド生まれで、性質がよく、おとなしく、辛抱強く、躾が行き届いて、子供を振り落としたり、蹴ったりしないこと、インストラクターが馬達を完全に掌握し、制御していることなど、学習に有利な条件が揃っています。
またこの滞在は、普段フランス語を勉強している子供達にとって、非常に貴重なフランス語実践の機会でした。
校長のジュヌヴィエーブ自身、以前、英語とフランス語とバイリンガルの幼稚園に自分の子供達を通わせていたこと、インストラクターの中には、南仏に6年住み、現在帰国先のベルリンでフランスリセに通っているドイツ人(フレディ)もいて、フランス語を学ばさせたい、使わせたい、という私の意向をよく理解してくれる環境でした。
子供達は朝8時に起きてから、夜10時寝るまで、13時半から15時位までの昼寝も含めて、インストラクターの先生(今回の滞在ではマリーとアルノー)と離れることは一切ありません。今回は初めてであったために付き添い、滞在の様子を逐一報告することに専念いたしましたが、エメラルドに泊まれる6才以上の子供に関しては、日本から保護者が同行し、人手として、子供の安全確保を行う必要はありませんでした。
エメラルド滞在については、エアフランスの子供一人旅をサポートするサービスをつけて、飛行中とパリでの乗り換えの世話、モンンペリエ空港でエメラルドの迎えへの引き渡しを頼めば、子供だけでフランスへ送ることも十分可能であると思いました。
また、この旅の主眼は、子供をポニースクール滞在であったため、子供達と洞窟と川へ行った以外、観光はしておりませんが、セヴェンヌは、中央山塊(マッシブ?セントラル)と並んで開発を免れた、フランスにおいて最も自然が残る地方の一つ。ハイキング、カヌー、乗馬、陶芸など大人がヴァカンスを満喫するための要素も豊富です。
今後の計画ですが、子供に関しては、フランス語鍛錬のため、小さな日本を持ち込まないよう、少人数で順番に、子供だけ日本から送ることも検討します。
平行して、大人のための旅行も開催し、一人旅が初めてで不安な子供は、大人のための旅行開催時に私が現地へお連れいたします。
大人のためのセヴェンヌ旅行は、避暑を兼ねて日本が最も暑くなる時期を選び、現地の素晴らしい人々と皆様を引き合わせ、美しい風景を発見し、アウトドア・アクティヴィティーを楽しんで、自然を満喫して頂きたいと考えております。
最後になりましたが、同行した私の父に優しいお心遣いを頂き、また、楽しい旅の場面のひとつひとつを分ち合ってくださった、幼稚園生のお母様お二人に厚くお礼申し上げます。
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