2008年11月29日土曜日

この冬、子供のために何ができるのか?

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子供達の冬休み。子供たちの自由な時間。
ただ家にいるだけでは決して発見できないことは何だろう? 
キュルチュール構想の
フランス語5コース、英語2コース、日本語1コース。 
集中的に語学を学ぶ+皆で食べる+再び学ぶ+外で遊ぶ+人形劇をする
 東京で実現する キュルチュール留学





2008年11月21日金曜日

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ボジョレー + バロック音楽  

逃せない!ダブルアポイントメント

キュルチュール・インターナショナル・クラブで聴く 本当の「室内」楽
ボジョレーヌーボー解禁を期した フルディナー バロック音楽 ライブパーティー
今年の香りを運ぶ新清なワインと 若い音楽家達のエネルギー
リコーダーコンソート アンテロープ を招いて実現。



アンテロープ Antelope Recorder Consort 11月21日 演奏曲
ルネサンスの声楽曲と舞曲(ルネサンス・タイプのリコーダーで演奏)


イザーク作曲  《インスブルックよ、さようなら》 
H. Isaac
(ca.1450~1517)         Innsbruck,
ich muss dich lassen
スヴェーリンク作曲      
《我が青春はすでに過ぎ去り》に基づく変奏曲  
J.P.
Sweelinck (1562-1621)  Variations on “Mein
junges Leben hat ein End”
スヴェーリンク作曲 涙のパヴァーヌ  
J. P. Sweelinck
(1562-1621) Pavane lachriymae
プレトーリウス作曲   スパニョレッタ 
M.Praetorius
(1571-1621) Spagnoletta
プレトーリウス作曲
クーラント 
M.Praetorius (1571-1621)
Courante
ダウランド作曲  今こそ別れ  
J. Dowland
(1563-1626) Now, o now I needs
must part


初期バロック時代の舞曲と器楽曲(ガナッシ・タイプのリコーダーで演奏)

シャイト作曲 パドゥアンとガリアルド
S. Scheidt (1587-1654) Paduan und Galliard
メールラ作曲      カンツォン《うぐいす》
T. Merula (1594/95-1665)      Canzon “La lusignuola”

盛期バロック時代の音楽(バロック・タイプのリコーダーで演奏)

テレマン作曲           コンチェルト ヘ長調
G. Ph. Telemann (1681-1767)   Concerto F-dur
Adagio – Allegro – Grave – Allegro
バッハ作曲   小フーガ ト短調
J. S. Bach (1685-1750)  Fuge BWV. 578
バッハ作曲            フーガの技法 I, IV
J. S. Bach (1685-1750)       Die Kunst der Fuge BWV. 1080
Contrapunctus I, IV
ドルネル作曲  4声のソナタ
A. Dornel (ca.1680-1765) Sonate en quatour
パーセル作曲   シャコニー
H. Purcell (1659-1695)     Chacony

ルネサンス時代の舞曲に基づく現代の作品

ウォーロック作曲      カプリオール組曲
P. Warlock (1894-1930)   Capriol Suite
1. Basse-dance
2. Pavane
3. Tordion
4. Bransles
5. Pieds-en-l’air
6. Mattachins



心を捉える演奏。堪能一時間半。
リコーダーコンソート アンテロープ
森吉京子 伊藤麻子 野崎剛右 平尾清治 伊澤溶造
但し、11月21日は伊澤氏を除く4名が出演。
Bravo mille fois !!!
その後、食事


Le buffet de Beaujolais
Buffet
salé お食事
gougères チーズのシュー
(ブルゴーニュ郷土料理グージェール)
Quiches
Lorraines キッシュロレーヌ
Rosbif aux herbes
ローストビーフ ハーブ風味
Buffet de légumes
et 3 mayonnaises maison
野菜のビュッフェと3種の自家製マヨネーズ
Buffet sucré デザート
Compote de fruits d’automne
au vin
秋の果物のワイン煮
Galette
francomtoise
(ガレットフロンコントワーズ:アルプスの郷土菓子)

座って聴くだけじゃない、 聴いて、味わい(ワインと食事)、音楽家も交えて皆で交流(語らう) バロックの夕べ、キュルチュール・インターナショナル・クラブで実現 皆様 ありがとうございました。


2008年11月15日土曜日

なぜバロック音楽?

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忘却の彼方からの「バッハ再発見」

バロック音楽とは、17世紀初めから、18世紀中頃までのヨーロッパにおける音楽の総称。

同時代の日本は、1603年に江戸幕府開幕。18世紀前半は将軍吉宗による享保の改革。

ヨーロッパは宮廷文化の花開く、絶対王政の時代。

リュリはルイ14世の下、クープランはルイ15世の下、ヴィヴァルディはハプスブルグ家のカール6世の下、テレマンは自由都市ハンブルグで、バッハはケーマンの宮廷で活躍した。

初期から後期まで、バロック音楽の各時代の様式を熟知した上で、高度に駆使して自らの作品に活かしたバッハは、バロック音楽を集大成した作曲家と見ることができる。

しかし、18世紀後半以降、バッハをはじめ、バロック音楽は過去の遺物として完全に忘れ去られた。

音楽の時代は古典派からロマン派へ。

1823年ベルリン、裕福な家庭で英才教育を一身に受けて育った早熟な少年は、祖母からクリスマスに、バッハの「マタイ受難曲」の自筆稿の写本を贈られる。少年の名はフェリックス•メンデルスゾーン。

6年後、二十歳の青年が企画したものは「J.Sバッハ マタイ受難曲 作曲者の死後初! 百年ぶりの復活演奏@ベルリン•ジングアカデミー」。

国王フリードリッヒ•ヴィルヘルム3世、哲学者ヘーゲル、詩人ハイネもその場に居た。会場に入りきれなかった人、1000人。時代はバッハを「再発見」し、メンデルスゾーンの企ては音楽史上の快挙となった。

こうして、バロック音楽は時の彼方から戻ってきた。

古楽 あるいは 古楽復興運動

過去の音楽をリバイバルさせようとする試みのこと。メンデルスゾーンの「歴史的発見」に遠い端緒を得て、19世紀末に興る。

古い音楽を再評価し、時代考証し、楽曲が作曲された当時の様式を持つ「昔の楽器」で演奏する。

作品が求めている一番良い演奏方法を追求し、その時代にふさわしい演奏を試みる。

古楽器の研究と復元は、特に1970年以降、古楽器を用いた演奏とともに盛んになる。

そして、•リコーダー

リーコーダーの名称の由来は「記録するもの」(recorder)の意で、小鳥に歌を覚えさせるために使われたと言う説も有あるが、信憑性のほどは不明。フランス語ではフルート、より正確にはフルート・ア・ベック(flûte à bec; くちばし付フルート)。現在のフルートの原型である横笛だけが、フラウト・トラヴェルソ(横に持ち替えたフルート)として区別された。

17世紀には現在使われるものとほぼ同じ形に完成。独奏楽器、合奏楽器として、数々の名曲が作曲される。特にテレマンは自ら好んで演奏した。が、バロック後半の18世紀には、フルート•トラヴェーシエールに主流の座を譲り、古典派音楽に至ってはほぼ顧みられなかった。

20世紀初頭より、古楽復興運動の中で、古楽に欠かせない楽器としてリバイバル。

木製木管楽器。

一方、初心者でもなんとか音を出すことが容易なためドイツと日本で教育用の簡易楽器として普及。
教育用はプラスチック製。

2008年11月21日@キュルチュール 東京藝大古楽専攻の森吉京子さんを中心とするリコーダーコンソート「アンテロープ」が、ずっと昔、花形楽器であったリコーダーのアンサンブルとしての魅力を私達に伝える。

ボジョレー•ヌーボー + バロック音楽 

今年の香りを運ぶ新清なワインと若い音楽家達のエネルギー

2008年11月14日金曜日

クリスマスのお菓子の家をつくる 11月23日 14時-

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パンデピス(スパイスと蜂蜜のたっぷり入った固い生地)でつくる、「お菓子の家」
  キュルチュール・インターナショナル・クラブで、毎年好評のクリスマス講座です。

 日時:11月23日(日)14時-18時
 料金: ¥10500
  
 講師:小泉 花子
 一人1台製作(出来上がりサイズ:約20×20×15)お持ち帰りいただきます。
 袋はご用意いたします。
  
 クリスマスまでの1ヶ月間、十分保存がききますので
 飾っていただくことができます。
 是非、今年のクリスマスデコレーションに、「お菓子の家」はいかがでしょう か!


2008年11月13日木曜日

クリスマス・ノエルの一日 12月7日 14時ー21時

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クッキング + フラワー + テーブルアート を学んだ後 
手作り「ノエルの晩餐」を楽しむ
Mina フラワースタイリスト 薄井美奈子さん と 
キュルチュール・インターナショナル・クラブ
の共同企画

2008年11月7日金曜日

フランスの伝統において11月とはどんな月?

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11月1日は、Tous Saints。 全ての聖人の日=万聖節。先祖の霊が帰ってくるので、花を持ってお墓参り。HALLOWEENは、Hallow(神聖な) + een = even = evening (夜)=万聖節の前夜祭。が、フランスには前夜祭の習慣はありません。

11月1日はキリスト教化される以前の古代ケルト人にとっての新年で、その前日に死者の霊が家族を訪問。家族ではない悪霊も蔓延。追い払うためにランタンが不可欠。アイルランドではカブをくり抜いていましたが、アメリカに移住したら、より適したカボチャを発見。以来Jack-o’-lanternはカボチャに。

フランスにHalloweenはないけれど、Tous Saints はある。出所は同じですね。

ところで、日本で最も多い名字は佐藤さん。フランスはMartin(マルタン)さん。フランス全土にSt.Martinという教会も沢山あります。

11月11日は聖マルタンの日。半裸の乞食に自分のマントを半分に裂いて与えたりした、人気の聖人。4世紀の人で、当時のフランス、ガリアでのキリスト教布教に尽力。ロワール河沿岸に葡萄栽培を本格的に導入したとも言われている。だから醸造家の守護聖人。葡萄栽培者はこの日に新酒の味見をする。

そしてなぜか、聖マルタンの日にガチョウのローストを食べる。この日の伝統料理は栗を詰めた七面鳥のローストである! と確信している人が多いけれど、新大陸発見までヨーロッパに七面鳥は存在しなかったので、元々はガチョウ。

11月の第4木曜日なので、日はずれますが、アメリカの感謝祭Thanksgiving Dayの七面鳥のローストと共通です。

11月第3木曜日は ボジョレー•ヌーボー解禁。

10年以上前にモンペリエに留学していた際、いつも通り夜スーパーで買い物をして外に出たら、人通りの多さにびっくり。そこら中のカフェに人が溢れて騒然としている。「今日は何なの?」→「ボジョレー•ヌーボー解禁の日 」 でした。

11月第3日曜日は その年のブルゴーニュワインの相場を決めると言われるホスピス•ド•ボーヌのワイン競売会。

そして11月25日は聖カトリーヌの日。昔のフランスでは(今は違います!)25才までがJeune Fille(若い娘)で、25才を過ぎて結婚していなければVieille Fille(年寄り娘=オールドミス)。「25才&独身」のピンチの冬、この日、若い娘の守護聖人である聖カトリーヌの助けを一心に祈りながら、最後のチャンスを賭けて、一見して25才と分かる巨大で珍奇な帽子を被って、舞踏会へ行く。この人たちをCatherinette(カトリネット)と呼びます。

現在では、オートクチュールのメゾンがクリエイティブな帽子を発表する機会に。

キュルチュールの11月は、子供講座にて、学んでいる言語で一生懸命表現する子に報いる「バイリンガル・コンテスト」、ワイン関連のイベント、講座、そしてバロック演奏会を開催。

サロン・ダランの今月のテーマは Massif centrale。 中央山塊のオーベルニュ地方とリムーザン地方の郷土料理が学べます。聖マルタンの日にちなむ料理かお菓子も登場するので、お楽しみに !

2008年のボジョレーのできは?

8月、局所的に雹の被害があったため、今年のボジョレー•ヌーボー全体の生産量は減ります。

だから、安価な大量生産を目指す生産者には打撃の年。

ただ、同じ畑の面積を用いて、生産量が減るということは、品質が上がるということ。

品質を左右するのは、長年培った「畑の豊かさ」と「職人の技」。

厳しい気候条件によって、上質のものが予め選別される年。

豊かな香りと味。Pêche de vigne(葡萄畑の桃;小さめの黄桃)の味わいが予測されています。

ボジョレー•ヌーボー と
ボジョレー•ヴィラージュ•ヌーボー どう違う? 
ボジョレー•シューペリュールとボジョレー•ヴィラージュではどちらが高品質?

そもそもボジョレーとは、ブルゴーニュ地方南部のワイン生産地名。

ワインにおいては、地域が限定されるほど、狭くなるほど、高品質。

「ボジョレー」は、ボジョレー地区南部で大量に生産され、「ボジョレー•ヴィラージュ」は北部40の村で生産されるものに限定されるので、こちらの方が高品質。

「ボジョレー•シューペリュール」は好天に恵まれた「ボジョレー」に適用されるので、「ボジョレー•ヴィラージュ」の方が上。

それぞれに 「ヌーボー」と付くのは、その年に収穫された葡萄を房ごと投入した密閉タンク内で、炭酸ガス気流中に数日置いて急速に発酵させる「マセラシオン•カーボニック」(直訳すれば、炭酸ガス漬け込み法、正式には炭酸ガス浸漬法)という醸造法で作られたもの。

ルビー色の輝きと新鮮な果実味が特徴。半年以内に飲みます。

「ボジョレー•ヴィラージュ」の上に、生産地をさらに限定したものとして「St.Amour 」や「Moulin à vent」など「Les Crus du Beajolais」と呼ばれる10の銘柄ワインがあります。

フランスの農業の伝統における11月は、収穫を終え、種まきを終え、葡萄に肥料をやり、余分な枝を切り取る。

あらゆる木が根付く時期なので、果樹を植える。

現在の諸活動においても、是非そうしたいものです!


キュルチュール•インターナショナルクラブ
マガロン アラン&依子
講師チーム一同

2008年11月6日木曜日

成功する外国語学習とは何か?

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よく「語学は才能」と言いますが、一体どんな才能を必要とするのでしょう?


1 音に対する敏感さ つまり、 音声認識能力
2 意味と言語形式との関連パターンを見つけ出す能力
  別の表現を用いれば、 文法に関する敏感さ つまり 言語分析能力
3 丸暗記する能力 つまり 記憶


要するに、聞いて、理解して、覚えてしまうまで使って慣れる。


「聞いて理解する」はインプット、「覚えてしまうまで使って慣れる」はアウトプット。


「話そう、だからテキストは捨てよう 」はNG。 インプットがなければアウトプットもありません。


インプット 2/3、アウトプット 1/3 が理想の割合。


1/3のアウトプットの存在がインプットの質をぐっと引き上げます。


話すことが前提だから、受け身ではいられない。


では、キュルチュール•インターナショナル•クラブで学ぶ皆様は、具体的にどのように
学習の質を高めることができるのでしょうか?


テキスト•CD及び、授業による理解可能なインプットによって


1 語彙を学ぶ
2 使うのに便利な文型を学ぶ
3 語彙•文型を理解するだけではなく、安心して使えるようになるまで繰り返して、慣れる
授業をアウトプットの絶好の場と捉えて
4 既習内容による「意味伝達のアウトプット=コミュニケーション」の成功体験を重ねる
テキスト及び授業によるインプットが理解可能でない方、すぐにご連絡下さい。 対策を考えましょう。


CDやラジオ、テレビ放送を聴くことは大切ですが、理解可能なインプットになっているでしょうか?


意味が分かるもの(難易度が丁度良い、あるいは学習済み)を聴いた方が、
音声認識能力を高める効果があります。


授業をアウトプットの体験機会として活かしきれない、という方もご連絡下さい。 対策を考えましょう。


単語と文法の組み合わせで、無限の文が作れるから、言語の本質は創造的です。


皆様が活き活きとして、言語学習を楽しまれることを切に願うとともに、そのための協力を惜しみません。




キュルチュール•インターナショナル•クラブ
代表 マガロン依子
講師チーム一同